とうとう「テレビが無いことを示さない限りネット接続者から徴収」とか言い出しましたよNHK。いったいどれだけ腐ってるのかこの組織。
まぁいつものように、日本が「まとも」な国ならば、これも決して国会を通過することはないとは思うのですけどね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161226-00000562-san-bus_all
いまさらの話だけどこのNHK問題のポイントを簡単に列挙。
ほとんどはこの数十年、ずっと言われ続けていることなのですが。
(1)スクランブルをかければ解決するのを、やらない
まじめに「受益者負担の原則」を守りなさい、としか言えません。
というよりも「受信料を払わないひとは観られない」というだけのスクランブルを採用するだけで、明らかに「受信料を払わないで視聴している不正視聴者」を明確に即座にゼロにできるのは誰でも分かる話なので、これでこの問題は「即座に解決」するんですけど…。
あと、何よりもあの「徴収員」みたいなコストもゼロにできますしみんなハッピー。
ことに放送塔から空に向けてアナログ電波を放っていただけの昔ならともかく、 いまは完全に世帯単位で送受信のデジタルコントロールができるのだから、スクランブルをかけられない技術的な理由は、もう完全にゼロ。
ていうか事実として、NHK衛星放送で受信契約をしていないB-CASカードに対して画面に表示されている「契約のお願い」っていうのはスクランブルそのものだってのはご存知の通り。
画面全部を真っ白にでもすればそれは「スクランブル」であり、もちろん地上波に対しても行える話
率直に言ってこの「スクランブルをかけない」問題というのは、もはやNHKが特定の視聴者に対しては受信料を徴収せず視聴を継続させる手段を意図的に残しているとしか言いようがなく、これは明確に「不正」であり「反社会的団体との関与」も疑われる極めて悪質な話でもあるのです。
あるいはここで「朝鮮半島」とか「部落」とかいうキーワードを出したがる人もいるかもしれませんが
あとは一応、25%とも言われる「未契約世帯」のうち「じゃあNHKは観れなくていいので契約しません。もう来ないで」と断られるのを可視化されたくない、というのも一応はあるのかもしれません。
でも結局それって、NHKを観る気のない人からも受信料を取ろうとしているってことなんですよね…。
(2)インターネットに接続している世帯は徴収対象にするという主張
言うまでもなく、これはなんの合理性も正当性もない主張です。
「取れる相手からだけ取ろうとする」という極めて悪質な主張でもあります。
はっきり言ってこんなものを議論に出していること自体が、世界の笑いものじゃないんでしょうかNHK。
実際、過去のNHKの主張のうち、自分もいささか同意できるものとしては、
「日本全国、津々浦々までアンテナを立てて『日本』のどこでも『テレビ』を視聴できるようにした」という戦後のインフラ整備をした功績、というのは確かにあるのです。
ただ自分などはそれも「その50年前の功績だけで今後あと何十年食ってくつもりなの」とも言いたいのではあるのですが、それはそれとしてもインターネットについてはNHKのインフラ貢献は何もないのは歴然なのに、この主張をする厚かましさ浅ましさ、としか言えません。
ほぼ論外の主張であると言えます。
(3)そこまでやるならもう受信料は「税金」にして「国営放送」にしろ
誰でも思う話で、これも明確に当のNHKが絶対にやりたがらない話。
まあその理由が、上記のような「不正利権の温存」にあるというのは間違いなく。
というよりも税金で運営すると、当然ながらNHKには色々メスが入ってしまうのでそれを避けたいという話。
いろいろありますが、たぶん「税金」でNHKが運営されてNHKの職員が「公務員」になってしまうと、NHKの人間の給与が人事院勧告に従う必要が出る(つまり大幅に下がる)というのが一番大きな理由じゃないかなー、とは思います。
他にも小ネタはいくらでも出せるのですが、主要なものだけ載せてもこれだけあるんですよねNHK。正直、うんざりです。
ところで、実はぼくには本当にNHKへの素朴な疑問がひとつあるのですが、
なんで今年のNHKは受信契約をしない世帯に行って 「『真田丸』おもしろいですよね、さあ受信契約をお願いします」と言わなかったのだろうか(笑)。
多分未契約世帯のうち100万世帯くらいは契約に応じたのではないかなあと思えるのですが。
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