いつものネタバレあり感想です。
うぇぶりの無料公開は次のサンデーが出る8/27になる筈ですので、ネタバレがイヤな方はここで読むのを止めるか、うぇぶりに課金して電子のサンデーを購入するか、紙のサンデーを物理で購入してからにしてください。
(2025/8/27)うぇぶりで無料公開されましたので、そちらを読んでからどうぞ。
扉絵
縦長の1枚絵。登場キャラ勢揃い。これは15巻の表紙に再録されるかもしれんね。
編集がつけたであろうコピーの「交わる死線」は「交わる視線」とかけてあるのかなー、と思いつつ構図と各キャラの視線を追ってみるのも面白いですが、14巻の表紙と同様、特定のキャラ同士が見つめ合っている所はほぼありません。
舞踏会カラー
全国のシュタフェル勢の方、お待たせしました!
カラーの舞踏会ドレスのシュタフェルです。
踊りながらのシュタを誘導して会場内の「影なる戦士」メンバーを視認するフェル。ここでのポイントは次のものでしょうか。
- すでに会場内で4杯あけて酔いつぶれている「あっし」(シュリット)。凄腕の武闘派だったという設定なので会場に居ないゼーリエ襲撃メンバーだと思ったんですけど、これではどうやら剣の腕は見せられずにこのままギャグ担当で終わりそう…。
- 腕利きである筈のクライスとヴァルロスの所在が不明なのは、当然これからどこかでゼーリエ襲撃メンバーとして登場する展開になる筈です。
- 大陸魔法協会側は暗殺計画のボスのレーヴェの存在を認識していないことが分かります。これはかなりマズい状況を示唆する伏線かもしれません。
- これはリネアールの人相書きにレーヴェが含まれていなかったことを意味します。
- ぼくはリネアールやフラーゼが「ゼーリエ暗殺計画」に加担しているという説は採りませんけど、そういう想像を働かせる余地はありますね。
半殺しにしたので分かりません

143話の笑いどころ。全体として143話はシリアスなランユベのバトル回だったので、笑えるポイントはここくらいだったかなー。
シュタルクくん、フェルンがここまでロレ絶許マンになってしまっていたのは自分へのフェルンの愛ゆえにだっての気がついてるのかなー。気がついてなさそうだなー。ガキだもんなー(笑)。
一応フェルンはあの状況でも「殺さない」余裕があったっていうことなのかなー。まあまだ基本、主要メンバーは「人殺し」はしてないわけなんですけど…。
水面下での戦い
ゼンゼとゼーリエ以外は、フリーレンを含めた全員が舞踏会の会場を出てバトル参戦の構え。
「ゼーリエ暗殺」の阻止が最優先でないことが分かりますが、まあ会場には魔導特務隊の若手も居るし、そもそもゼーリエよもやにはならんでしょう、たぶん。
ゼンゼがファルシュのことを「彼」呼ばわりしているのは、このカプを妄想する方へのちょっとしたご褒美。

ランユベのバトル開始
今回はランユベはお休みしてシュタフェル回だと予想していたのですが、蓋を開けたらセンターカラーこそ舞踏会であったものの、本編は引き続きフルスピードのランユベ回でしたね。こんなに幸せで良いのでしょうか。
142話のラストカットからの直接の続きで、ラントとユベの背後を一瞬にして取ったルティーネとイーリスにどう対処する?と思わせてからの、
- ユベの背中のイーリスをラントが電撃で叩き落し
- ラントの背中のルティーネをユベが斬撃で叩き落し
とか何ですかこの息の合い過ぎてるバディ。こいつら自分のことよりも相手のことを常に互いに気にしてますよ。そこから先も、お互いに背中を預けて戦ってますよ。ラントは(平気だからとはいえ)ユベへのイーリスの毒矢を自分の手で受け止めるわ、ユベはラントの背中を突き飛ばしてルティーネの攻撃をかわして迎撃するわでもう大変なことに。
もうつきあっちゃえよ!(とっくにつきあってます…自分の妄想では)。
交戦の許可
ファルシュとクレマティスが、認識阻害魔法を使ってすでに始まってしまった戦闘を舞踏会の一般参加者からは隠します。さらに
- 交戦許可を出さないフラーゼ
- 交戦許可を出したクレマティス
という明確な対比の構図。まあ、これについてはフラーゼの何かの暗殺計画への陰謀というよりは「つぶしあえー」というお気持ちで良いのだと思います。フラーゼが双方を区別せず「敵」呼ばわりしているのもポイントですね。ともあれ、まだ魔導特務隊は動かず。
一般人が大勢居るところでの「認識阻害魔法」というネタが出るなり、フリーレンの二次での屋外エッチのネタというかマジックミラー号みたいなネタが視界に入ってきたので、自分はたぶんタイムラインの形成に失敗成功しています。
ちなみにフリーレンでの「認識阻害魔法」というネタ自体は初出ではないです。大がかりにやっていたのはヴァイゼ自体を隠していた黄金郷編でしたね(要確認)。
ランユベのバトル
ここからは残り10ページに渡って「ユーベル VS ルティーネ」「ラント VS イーリス」のバトルが続きます。
とても重要な情報が非常に多いのでポイントだけできるだけ簡潔に述べますが、もうランユベ勢は「今すぐ紙のサンデーを買うか、うぇぶり課金して今週号を読みなさい」としか言えません。
もう合併号ではないので、143話は一週間後にはうぇぶりで無料公開されますが、まあランユベ勢にはちょっと「それまで待て」とは言いにくい内容ですね、これは。
- 陳列してあった剣と盾でユベのレイルザイデンを跳ね返すルティーネ。142話での、実剣・実盾を展示してあったというネタの回収。
- イーリスの針でイーリスを攻撃するラント。電気で金属物を高速で射出する技なので「ラントのレールガン」と命名(嘘)。
- ラントがイーリスの横の窓を突き破って首根っこをつかむ。もう1体が潜んでいたのか高速瞬間移動のようなものなのか(審議中)。いずれにせよラントは直立したままこれをやっているので「筋肉」による物理の動きでないことは分かります。
- 色々察しの良いイーリスに、いろいろバレてるラント。勝ち筋が見えない。
- ルティーネに押されて苦戦中のユベ。
- 柱に頭ごっつんしてユベ大量出血はちょっとヤバめ。ただの血痕かもしれませんが女の子の顔の半分がダメになっているというのは、死闘ソリテール戦でのフリーレンを思い出します。
- レイルザイデンも、ソルガニールもルティーネには効かないユベは割とピンチ。
- 「相打ち覚悟で飛び込めば(中略)メガネ君そういうの嫌がるだろうしなー」のユベの内心で全国のランユベ勢が悶死。手綱ついてた。

- 「メガネ君の動きってかなり分かりやすい」でさらに追撃のランユベ勢の悶死。そろそろユベは実はラントの魔法を使えてるんじゃないんでしょうか。
- 「視線は自由」のセリフにわざわざ強調点が打ってあるのは「次回、ソルガニール使いますね」の読者へのサインと考えて良いと思います。

待て次回!
さすがに、ここで「つづく」なら、2週間後の144話はこのままバトルを終える所まで進めると思いますので、また9/3は零時を回るなりうぇぶり課金しなくちゃ…。
すでに材料は出ているので勝ち筋は
- ユベがイーリスを視界に収めてソルガニールで拘束
- イーリスの動きが止まるなりラントがルティーネに近寄って首ねっこを掴んでビリビリ
でいいんじゃないでしょうかね…。2人とも無傷で拘束できる展開。
まあそこで他の「影なる戦士」の邪魔が入ったり、フリーレンら一行が到着する可能性も普通にありますけど…。
とりあえず次は2週間後1週間後のお楽しみですが、この感じだとまだランユベのバトルの決着はつかない…?

(2025/8/27追記)作画ミス

他の方のご指摘で自分も確認できたんですけど、ここ作画ミスですね(小声で)。
たぶん作者や関係者は気がついているとは思うので、単行本15巻では直っていると思いますけど、万一見過ごされて単行本でもそのままだったらイヤなので指摘しておきますので関係者に声の届く方はぜひ確認を(小声で)。
これだけカロリーの高い作画を毎回堪能している以上は何も問題視する気はないので単行本では直しておいていただければと…。
(おしまい)
(おことわり)随時、うぇぶりから原作漫画のスクショを使用しておりますが、これは「引用」要件を適切に満たしていると考えます。仮に版権を所有する公式筋から「これやめてください」という表明があればただちに削除したいと思いますが、公式でもなんでもない第三者が何か言ってきても無視しますのでご了承ください。
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