自宅NASシステムの再構築完了

過去の経緯-4TBの購入スタート

自分は10年くらい前に、それまでRDシリーズで撮り貯めた膨大なDVD-RAMの放送録画ライブラリーを「PCにコピーして残す」という作業を着手しました。

このへんの技術については、ブログのこのへんで書きました。

その関係もあって個人でテラ単位のデータを保管するようになったので、これを支える技術として「NAS」を導入してPCに接続していました。

ただし当初は、バッファローの8TBのNAS(4TB×2をRAID1で使用したため実質4TBの外付けディスクのようなもの)を導入し、必要に応じてこれを買い足し、さらにバッファローの16TBのNAS(8TB×2をRAID1で使用したため実質8TB)が出たのでそれと置き換える形で増築をし、さらにそれを必要に応じて買い足していきました。

最終的にはコレが12台になりました(8*12=96TB)。さすがに電源やLAN回りのケーブル回りが酷いことになっていた(AC電源はタコ足で、16ポートのハブも使い切る勢いだったので32ポートハブも導入を検討)ので「これもそろそろ限界だよなあ」と思いつつ。

 

新NASを導入と乗り換え

そんな折、2025年春にふとしたきっかけで「いまクラウドで売り出し中のUGREENのNAS、いいよコレ!」というネタを仕入れたので「ふうむ…」と検討を開始し、導入しました。

これらについては仔細をこのブログの過去記事に書いたので簡潔に

最初に、当時出ていたUGREENの最上位モデルの6ベイモデルDXP6800PROを購入し、同時にSeaGateのIRONWOLFの24テラのドライブ6台を購入。RAID-5なので24*5=120TBなので「これでとりあえず移行するか」と思って作業開始。

なのですが10台くらいコピーを終えた所で「残り容量が10%を切りました」警告が出たので「ううむ」と思いつつ、今後も増えるだけの話だし仕方ないもう1台買うしかないのかという結論に。

この頃には、当初はなかったUGREENの8ベイモデルのDXO8800PLUSが出ていたので「どうせなら一番でかいヤツを買うしかないよな」ということで購入。同時にSeaGateのIRONWOLFの24テラのドライブをとりあえず5台購入。

この頃は、さすがにUGREENのNASが馬鹿売れしたためかドライブが品薄(露骨な高騰も)でしたので、一気に5台は届かず出荷待ちもあり、まず3台が届いた時点でRAID5の構築を開始し、運用しながら残り2台を順次「拡張」することにしました。また実のところすでに「SeaGateのIRONWOLFの32TBドライブ」も発売を開始していたのですが、値段がイマイチ割安感がなかったのと「3台目のNASを買って全部32TBドライブに換装したくなる頃には、たぶん48TBのドライブとかも出てるのではないか」ということで、こちらの導入は見送りました。

 

移行完了

NASの2台目のRAID5を組み終えて稼働を開始した時点で

  • NAS1にすでに保存済のぶんの一部をNAS2に移動
  • 旧NASの残りファイルのNAS2へのコピーを終了
  • 役目を終えた12台の旧NASを順次、初期化して処分開始(中古で売却)
  • 残り2台のドライブも、順次1台ずつNAS2に追加してRAIDの再構成

といった作業をずっと行っていました。

この過程で、自分でやるまで認識していなかった、すでに構築済のRAID5に、新規の24TBのドライブを追加して「再構成」する際の、以下の問題を認識しました

  • 24TBドライブを追加してのRAIDの「再構成」には5日以上かかった
  • 「再構成」中も、そのRAIDへのファイルの読み書きは行えるものの…
  • そのRAIDにすでに保存したファイルの「読み込み」のパフォーマンスは酷く遅くなる。実質「使えない」に等しい状態がその数日は、続きます。
  • まあ「再構成」で行っていることを考えれば、納得するしかないのです
    • 追加したドライブへの、保存済みの全部?のファイルのセグメントごとのコピーと、インデックスのつけかえを行っている筈だというのが自分の理解。
  • そのRAIDへの「ファイルの追加コピー」は再構成中も大差ないパフォーマンスで行えます。まあこれも疑問はないし、そうでなければ厳しいですよね。
  • もちろん「再構成」が完了すれば、読み書きのパフォーマンスは通常通り

そんなわけで、ドライブ2台を追加しての「再構成」に、都合2週間くらい「読み書きが遅くて保存した動画の再生などがまともにできない」状態に苦慮したものの、どうやらそれも完了して、普通に使えるようになりました。やったー!

 

現在のストレージ使用状況

現時点で、こんな感じになりました。

NAS1は6ベイに24TBのHDD6台を設置済。拡張の余地はもうないです。
NAS2は8ベイに24TBのHDD5台を設置済。現状のままで残り3台、72TBまで拡張可能。

現在のNAS1は、86.9TB中66.5TBを使用。ギリで20TB残。

現在のNAS2は、43.4TB中18.1TBを使用。ただしNAS2にはまだ3ベイの空きがあるので、ここに24TBのドライブを追加することで、現在の25TB残に加えて、あと72TBほどの拡張が可能。

すなわち現在は約90TBほど使用中で、残90TBほど。

さすがにこれだけあれば「ジオンはあと100年は戦える…」と豪語したいものですが、おそらくは僕が生きているうちに何年か後に「そろそろNAS3の導入を検討せねば…」ということになるのでしょうね。ストレージとはそういうものです。


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