「2001年宇宙の旅」ボドゲが出ました

「2001年宇宙の旅」ボドゲがいよいよ発売! の続きです。

Maestro Mediaから6/4に発売された「2001年宇宙の旅」ボドゲが、予定通り発売され、これが航空便(クソ高い)を利用したので先週、到着しました。

さっそく開封してコンポーネントを眺めて、マニュアルなどの翻訳を行いました。
以下の場所からダウンロード可能です。興味のある方はぜひご一読を。

https://kondohi.sakura.ne.jp/origins/docs/2001ASpaceOdyssey.pdf

発売元のMaestro Mediaに連絡はして、許諾が貰えればBGGにもアップロードしようと思いますが、もしかしたらここもこっそり削除する羽目になるかもしれません。
(2025/6/26追記)普通に「ありがとう、ぜひ」という回答が来たのでBGGにアップしました。数日中に反映されると思います。
(2025/6/29)反映されました

BGGのページは、こちらになります。

https://boardgamegeek.com/boardgame/439703/2001-a-space-odyssey-the-board-game

 

ゲームの内容

基本的は「HALプレイヤー1人+乗員プレイヤー1~5人」の対決ゲームです。乗員プレイヤーの間では「協力ゲーム」になります。

 

HALの行動

反乱を起こしたHALは、この任務を失敗させようとして、ディスカバリー号のシステムを停止させようと試みます。
GRV(重力)・COM(通信)・MEM(メモリー)のサブシステム3つを停止させるか、LIF(生命維持)のサブシステムを停止させればHALの勝利です。
LIFが停止すれば即座にHALは勝利しますが、他の3つのサブシステムは、停止するごとに乗員プレイヤーの行動に制限がかかります。

HALはドアを閉鎖してプレイヤーの移動を妨害するなどを試みられます。

HALは読唇術を駆使して乗員プレイヤーの円滑な対話を防ぎます。これはゲームシステム上は「乗員プレイヤー同士の相互の会話を禁止する」という形で表現されます。

 

乗員の行動

乗員は、このようなHALの行動から自分たちと任務を守るため、HALの思考回路を切断する必要があります。 

このためにはHALのコアの中で、ロジックカードを正しく使う必要があります。
ロジックカードは、1-12の番号のついたものが1枚ずつ存在します。

具体的には「HAL9000コア」に居る乗員プレイヤーの手札の「連続した番号の3枚」をプレイすることでHALの機能は停止していき、これを3回行うことができればHALは沈黙し乗員プレイヤー全員の勝利になります。

誤って「3組目の連続した3枚をプレイできなくなるように2組プレイ」してしまった(たとえば3-4-5と8-9-10をプレイすると、もう3連続は置けません)り、HALにカードを捨てさせられた結果として3組目が置けなくなる可能性はあります。

ルールに明示はありませんが、このような場合には「HALの勝利」でいいと思います。続けても乗員の勝利はもうないので。

またHALに停止させられた(そうになった)システムを修復したり、閉鎖されたドアを開いたり、必要な移動を行うことも乗員プレイヤーの行動になります。

基本的には決着がつくまでこのようにHALと乗員のターンを交互に繰り返します。メカニズムは「乗員の移動」と「カードのプレイ」で解決されます。

ターンは「乗員1のターン」→「HALのターン」→「乗員2のターン」→「HALのターン」…という風に繰り返されるのですが、HALのターンは毎回同内容で良いのですが、この「乗員Xのターン」のときに乗員Xだけでなく「乗員の全員」が順番に動いたりカードをプレイしたりドローができます。あまり起家マークに意味がないようにも思えますが、「誰から動き始めるか」の目安にはなりそうです。

コンポーネントの素晴らしさ

このゲームの最大の加点要素はコレです。

すでにこのブログの挿絵でも、あるいはマニュアルを見てもお分かりかと思いますが、ゲームの各種コンポーネントやカードのデザインが映画「2001年宇宙の旅」での作中に出てくるデザインを重視した作りになっています。

あと、箱を開けてしげしげ見て爆笑したネタはコレ。

他の駒と同様に、ボール紙でディスカバリー号の駒があったので組み立てました
「このディスカバリー1号は面白がってつけただけでゲームのコンポーネントとしては使用しません」

このように、極めて映画「2001年宇宙の旅」への原作愛に溢れたゲーム化ですので、これはもう必ずしもゲームを楽しむという目的でなくても「ファングッズ」としてあの映画が大好きな方は、お手元においてもよろしいのではないでしょうか。

 

入手方法

前回のブログの内容とかぶりますけど、基本、Maestro Mediaに注文すればいまなら普通に通販で日本からも購入可能です(クレジットカードを使える方なら)。

こちらのメーカーのページから、カートに入れて必要事項を入力してぽちれば届きます。

ただしコレは前回のブログに書いたわけですが、船便でなく航空便(たぶんFedEx)で発送してくるので、すぐ届くのは良いのですがむちゃくちゃ送料がかかります。

ドル円のレートにもよりますけど、1個4500円のこのゲームを日本の自宅まで宅送させると送料のほうがかかって1個1万円くらいかかります。USA国内だったらこれも「送料無料」だったりもするんですけどね…。

まあ個人的には「1万円でもあり」と考えているので、皆様もそうすると良いとは考えています。

在日米軍につてがあるなら、アレは日本国内でも「本国」扱いになる筈なので、送料無料で5千円で買えるのかな?とは思っております。

 

日本で扱えないか交渉中

ぼくは例によって「これは良いボドゲなので日本のみんなにも遊んで欲しいなー」と思ったので、マニュアルの翻訳があがったのでメーカーに連絡しました。

  • この和訳マニュアルをBGGにアップロードしていいかい?
  • 上で書いた「この乗員ターンの行動はいまひとつ不明瞭なんだけど」という質問
  • コレを日本のみんなに売りたいので、俺をRetailer認定してRetailer価格で卸してくれるなら20個、あるいはもっと注文するよ(本題)
まあ首尾よく行けば、ゲムマ会場で5000円くらいで並べられるんじゃないかな…。乞うご期待。

(2025/8/12追記)担当者へのDMがスルーされたようなので、ウチで一括注文する目はなさそうです。皆様も自力でどうぞ。

 

それはそれとして2名に通販します

前回のブログにも書いたんですけど、自分は「本体より送料が高くなるのイヤ」という感覚があるので、この「2001年宇宙の旅」は特にあてもないけど3個注文して送料を薄めました。

つまり自分の手元に今も未開封が2個ありますので、コレを1個8000円で2名様にお譲りしたいと思います。
ただし国内送料を考慮すると「それなら自分でMaestro Mediaから注文しても大差ないですよ」と言えるので、特におススメはできません。

ただし自分が「Origins研究会」で扱っている他のボードゲーム(アクセサリーは不可)と一緒に注文していただけた場合には、あちらの「何個頼んでも送料は千円」システムを適用するので、実質、送料無料でお手元に届けることが可能です。

コレはOrigins研究会ではIGDから卸値で入れて本体価格に乗せているので、そのくらいの送料は赤字になってもトータルでゲーム本体が売れてくれたほうが嬉しいという意味です。「2001年だけ欲しいけど送料は1000円でひとつ」とか言われても応じられませんのでご了承ください。

現在Origins研究会で扱っているボードゲームは、こちらをご参照ください。

まあ、自分で1個だけ買いたいなら自分でMarstro Mediaに注文したほうがいいですよと思っているので、このまま特に引き合いがなければ半年後の秋のゲームマーケットで「Origins研究会」の机のうえに「2001年宇宙の旅」ボードゲームが2個だけひっそり並んでいると思います(笑)。

 

Maestro Mediaでの発注レート

(2025/8/12追記)Maestro Mediaは「現在セール中」なので、2001年宇宙の旅」も15%引きで購入可能です。USDと連動しているので現在は1個3900円。

まあ、送料がクソ高い事実は何も変わりませんが。

そこで共同購入でも考えている方々のために、〇個いちどに買えば、1個あたり〇円になるという表を作ってみました。

なお、Origins研究会でも10個くらいこのレートで購入して秋のゲムマで売ることも一応は検討したのですが(たぶん楽勝で完売できますが)、ただでさえ机の上に置くものが多すぎるので見送ります。なので皆さま、自分で購入をご検討ください。友達を誘って3~5個くらい買うといい感じだと思います。

個数単価送料総額1個あたり
13900550094009400
239006900147007350
339007500192006400
439008900245006125
539009000285005700
6390011000344005734
7390011000383005472
8390012300435005437
9390012500476005288
10390013600526005260


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