わからないけど、わかった!
はじめに:筆者のプレイヤーとしてのレベル
- 難易度を次第に上げつつ、数回勝利エンディングを見ています(経済・科学・文化による勝利を達成済)。
- 難易度を不死にしてみたら、ちょっと厳しめだったので難易度を君主に戻すというのを何回かやってから、今は難易度は君主に固定していろいろなリーダーとエンディングを一通り回す方向で遊んでいます。たのしい。
- 基本的に難易度が君主だとだいたい勝てるのですが、それでもうっかりすると失敗してプレイを中止する(=無理をすれば巻き返せるかもしれないけど面倒なのでまた最初から遊ぶ)ので、今はこれくらいがちょうどいい感じです。
- マップは極小でやってます。これだとCOMが3人しか出ないので、比較的さくっと終われます。さっさと終えて次を遊ぶスタイルで。
- 攻略Wikiの存在は知っていますが、参考にしていません。
- このnoteでもプレイごとに攻略日記を書いていましたが、もう十分だと思われるのでもうやめます(笑)。それよりひたすら遊びたい。
3つの時代
シリーズ7作目にして初めて導入されたコンセプトです。
本作では、過去作のように植民1ユニットから誕生したプレイヤーの文明がそのまま現代と未来までシームレスに続くのではなく「古代」「探検の時代(中世)」「近代」という3つの時代を経て、その都度盤面にリセットがかかります。最終的には「近代」でゲームに勝利する必要があります。
短縮ゲームとして「近代」からゲームを始めるプレイも可能なようですが、試していません。
これは時代ごとに別の帝国を選んでプレイすることになるので、指導者を卑弥呼にして古代の日本でプレイを開始していたら大航海時代ではスペイン帝国を治めることになって近代では大英帝国を治めることになったりもします。ちなみに近代で自分は卑弥呼だったのに別のCOMが大日本帝国だったこともありました(笑)。
おそらく過去作をプレイした多くの方が一番「なんじゃこりゃ?」を感じた部分だと思いますし、自分も第一印象は否定寄りの「なんじゃこりゃ?」でしたけどね…。
ただまあ、あるいは結局これを「許せない」と思ってしまうとダメかもしれませんけど、正直なところ何回かプレイを重ねた自分は気にならなくなりました。もとより今のCivilizationでは指導者とかは言ってしまえばただの記号で「指導者のロールプレイ」という感覚には程遠いものなので…。指導者に過度な思い入れを避けさせるためなのか「あんた誰」な指導者も割と居るし。
それはそれとしてガンジーとかスターリンとか毛沢東とか織田信長とか徳川家康とかカエサルとかリンカーンでも遊びたいんだけどな…このへんは現状での減点要素なので、将来のDLCでの追加に期待。
そしてコレを導入したことによる「面白さ」も理解できたので、自分はこのシステムを肯定して楽しく遊びつつ現在に至っています。
時代リセットの効能
自分は、以下のプラス要素があると理解できたので、CivizalitionVIIで導入されたこの「時代リセット」というデザインは肯定することにしました。
古代で伸ばせても近代での勝利は約束されない
云うてしまえばCivilizationシリーズは「より多くのリソースを獲得できたプレイヤーが強い、端的には都市が多いほど強い」ゲームなので、都市増加(あるいは人口増加)によるペナルティと相談しつつ自分の都市を増やしていくのが進め方の基本ですが(これは今作でもそうです)、この結果として有効な戦略は「植民ユニット1個からスタートして、古代のうちにいかに素早く展開して自分の土地を増やせるか」が勝負になるのですが(今作でも古代はそうなります)、この結果として「古代を勝利」で終えられた場合には中世と近代ではひたすらCOMを戦争で蹴散らすか、非戦のまま自分の技術と文化を伸ばしつつCOMより先に宇宙船を打ち上げるというエンディングを見るまでの退屈なルーチンワークの後半になることも実は従来では割と普通でした。
なのですがCivilizationVIIでは、古代から中世、中世から近代に移るところですでに手に入れた都市と土地はそのまま引き継がれるものの、ユニットは各都市について1個ずつくらいにリセットされ、一部を除く多くの施設や不思議は廃れて効力を失いますし、何よりも「技術」と「文化」のツリーはその時代特有のものをいちから覚え直す必要があります。
従って「圧倒的な優位で古代(中世)を終えた」としても「その勢いで中世以降を席巻できる」わけではまったくなく、ここで気を抜いたり色々伸び悩むと一気に衰退国に入ってCOMに攻め込まれて敗北、ということもそれほど珍しくありません。
従ってゲームに勝利するうえでは古代と同様の緊張感ある育てプレイを中世と近代で合計3回繰り返す必要があります。そして古代には古代の、中世には中世の、近代には近代の「進め方」というのがそれぞれ異なっているので、これは率直に言ってとても面白いです。
もとより自分は、Civilizationシリーズの一番の楽しさというのは「ゼロからアレコレを伸ばしていく」部分にあると思っていましたので…。
これがCivilizationVIIを推せる一番の理由かなと思ってます。
基本的にはコレを「結論」にしてこのテキストを終えても良いのですが、最後に、それぞれの時代ごとの特色を述べて終えたいと思います。
古代の進め方
基本的にはシリーズでおなじみの「ゼロからのスタート」になります。
- 植民ユニット1個でただちに居住地「首都」を作るところからスタート
- 最初の場所にすぐ作るべきだと思います
- 斥候や戦士のユニットを作って周囲の探索をしてランダム生成された真っ暗な世界を次第に開いていきます。ある意味で一番ワクワクするたのしい時間。
- 人口が増えてきたら植民ユニットを作って第2、第3…の「町」を作ります。
- 他のCOMと遭遇して、植民をして国境を確定させていきます。
- ただし前半は蛮族が強めなので、敵対した蛮族の掃討戦が主体になると思います。
- 中盤以降はCOMとの戦争が始まるかもしれません。
- いずれにせよ最低限の戦闘ユニットは常備すべきでしょう。古代だと兵士と弓とチャリオットが主力になると思います。投石器はいらないんじゃないかな?
- タイミングを見て、おカネを使って居住地を「町」を「都市」にアップグレードすることもとても重要です。人口の増加に従って町(都市)のエリアを広げる(=周囲の贅沢品をふくむ生産エリアなどを確保)ことは「町」のままでできますが、自分で資源を使って施設やユニットや不思議を選んで生産したり、専門家を置くことは「都市」でないとできません。
- もちろん町や都市で、できるだけ多くのリソース(おカネ・科学・文化・影響力=外交交渉で使用するポイント)を生産できる体制にすることがゲームの進め方の基本になります。これは従来と同じ。
- もちろん町や都市の住民の幸福度をマイナスにすることはできるだけ避けることが、ゲームの進め方の基本になります。町や都市の幸福度マイナスを放置していると最悪で反乱を起こされて他のCOMに取られるので。
- これらの総合的な「進歩」による達成度が常に測定され、その合算である総合達成度が常に画面左上に表示されています。
- 古代終了が見えてきたら(=80%を越えたあたりかな)、都市で生産する施設で「次の時代で廃れる」ものはもう生産するのはやめ、廃れない施設を作っていくようにしましょう。
- これが100%になったら古代は終了して中世(探検の時代)にジャンプします。
このへんは、いくらでも述べたい細かいことがありますが、それはまたの機会に。
中世の進め方
ユニットや施設やツリーがリセットされて最初からまたやり直す必要がある以外の点では、多くのテクニックは古代と同様ですので省略します。
中世のテーマとして「大航海時代」と「宗教」の要素が加わります。
- マップや居住地は古代のものをそのまま引き継ぎます
- ただし古代の「都市」は再度「町」に戻ります(例外あり)
- 古代の都市に作った多くの施設や不思議は効力を失っています(引き継げるものあり)
- 戦闘ユニットは中世の一番低い質のものに戻りますので、戦争を行うならば再度、技術をツリーで進歩させてのアップグレードが必要になるでしょう。
- 中世だと騎士と戦士とバリスタと射石砲が戦争の主役かな。
- 大航海時代を表現するうえでCivilizationVIIでは、いわゆる「パンゲア」マップは存在せず(の筈)、プレイヤーが開始した大陸は必ず「外洋」で区切られており古代の一切のユニットは外洋を渡れずに世界の半分は真っ暗なままでしたが、いよいよコレを渡って新大陸に到達して世界のすべてを見ることになります。たのしい。
- 中世の序盤で進めるべき技術は「天文学」から「航海術」ルートで。
- 極小マップだとCOMが3人出るのですが、2人が自分と同じ大陸に登場し、最後の1人は新大陸に登場するという設定になっているようです(もしかしたら自分1人だけが大陸に居るパターンもあるかも)。なお新大陸に居た名前も知らないCOMが蛮族にやられたのか勝手に全滅していたパターンあり(笑)。
- ゲームに「宗教」の要素が登場します。プレイヤーが創始した宗教を信仰する居住地が多いほどおおむねプレイヤーに有利に働くというシステムですが、実のところ近代では布教の要素はなくなるようでありいわゆる「宗教勝利」エンドがあるかどうかも不明なので、あんまり宗教は頑張らなくていいかもと思っています。
- 過去作と違って、布教ユニットはプレイヤーが居住地に宗教施設を建てれば生産可能になるようであり、その居住地が他プレイヤーの宗教を信仰するようになったため自分の布教ユニットが生産できなくなるというドツボにはまることはなくなりました。これが「宗教勝利はないのかな?」と思える理由でもあるのですが。
- 今回のシステムでは、居住地は「都心」と「郊外」の双方を布教ユニットによる自分の宗教に改宗することでその都市を制覇できるのですが、都心を改宗させるには中心ヘックスに布教ユニットを入れれば良いのですが、現時点(V1.0.1)では郊外を改宗させるためにはどのヘックスに布教ユニットを入れたら良いのかが画面から分かりません。仕方ないので比較的発展しているヘックスを中心に「ここかな?」と思いつつ郊外を布教ユニットでうろうろさせているのですが(笑)、これは割とダメな不具合だと思いますので将来のパッチで直ることを期待したいです。
- 探検家ユニットを育成して世界の「秘宝」を集めて文化勝利を狙うパターンも登場。秘宝自体は古代から出現していた要素なんですけどね。
- あとはゲームを順調に伸ばして、ひたすら世界に自分の勢力を広めていけば、世界のすべての地図ができる頃に中世は100%になって終わると思います。たのしい。
近代の進め方
ユニットや施設やツリーがリセットされて最初からまたやり直す必要がある以外の点では、多くのテクニックは古代・中世と同様ですので省略します。
近代のテーマとして「工業化時代」の要素が加わります。
- マップや居住地は中世のものをそのまま引き継ぎます
- ただし中世の「都市」は再度「町」に戻ります(例外あり)
- 中世の都市に作った多くの施設や不思議は効力を失っています(引き継げるものあり)
- 戦闘ユニットは近代の一番低い質のものに戻りますので、戦争を行うならば再度、技術をツリーで進歩させてのアップグレードが必要になるでしょう。
- 近代だと戦車と歩兵と…が戦争の主役かな。
- 近代の序盤で進めるべき技術は「工業化」から「大量生産」ルートで。
- とりあえず全部の都市に「鉄道駅」を作って(=都市を首都から鉄道で結んで)から「工場」を建てることから優先に。
- 遷都の結果、鉄道駅が建てられないような首都になってしまうと、一切の鉄道網と工場が建てられませんが、経済勝利ができなくなるだけでゲームを諦めるほどのマイナスではありません。
- 戦争もド派手な戦車戦が主体になるでしょう。これはこれで楽しい。
- 現時点で、自分は航空機からの地上ユニットやエリアを爆撃するための手段がよく分かりません。まあ、やらないのでいいんですけどね…。
- 空港建設は資源を増やせますし、爆撃機は割と圧倒的な破壊力なので、あり。空港を作るとついてくる空軍司令官の伸ばし甲斐があまりないですね。
- いずれによせ近代に入ったら、自分の状況から「科学勝利」「イデオロギー勝利」「文化勝利」などの勝ち筋を狙えばいいと思います。たのしい。
結論
CivilizationVIIは、期待を裏切らない面白さだったので、過去作に手を出してはまった人なら、まあ手を出してもいいんじゃないかと思います。
まあまだまだ変な不具合もあるし、半分人柱ですけどね…。
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