2025年秋のゲームマーケットに、Origins研究会は11/22(土)に参加しました。
当日は、新作・準新作を中心に、机の上に置き切れないほどのゲームを並べて、みなさまをお迎えすることができました。
御来訪をいただきまして、本当にありがとうございます。
設営


頒布状況
16時過ぎに撤収を開始するまでの間に、多くの方に手に取っていただき、トータルで段ボール2~3個ぶんが売れてくれました。
単価が高いので、自宅にあった在庫が現金になってくれたのはありがたいことです。まあすでにIGDへの支払いは終えたもので、もしかしたら経費を計算してみたら赤字になっている可能性も否定できませんが(特に会場から自宅への返送料が…)。
Character Dossierが1つ売れた!
「ゲームマーケット」にも海外からの方がお越しいただきますので、たまに海外の方もいらっしゃいました。もちろん大半は日本の方ですけど。
英語ネイティブらしいグループの方々が、StationFallの本体と一緒に、Character Dossierをお求めいただいたのが今回のハイライト。

StationFallはキャラクター隠蔽系ゲームであるため、自分や他プレイヤーの正体を知ることはそこそこ重要な要素なので、各人が1冊ずつ手にしてこれをプレイ中にこっそり読むことも大事なわけですが、日本人プレイヤーはN村氏が訳したヤツを紙かタブレットで各自が読むことになると思われますので、英語のこれを買う日本人プレイヤーを想定するのは無理だったので…。
「そんなの最初から輸入しなけりゃ良かったじゃん」とは誰しも思う所でしょうけど、これ当初、StationFallの本体の中身をよく知らずに予約発注した時点で「拡張セットか何かかな? まあいいか安いし」と思って一緒にぽちってしまったものなんですよ…。
さすがにこれは実物を手にするなり「あかん」と思って、赤字価格の500円で扱っていますが、さすがにコレを日本人グループに売れるとも思えないし売ろうとは思わないのですが、まあ荷物にならないし1個だけ会場に搬入するか…と思って持参したら外国人グループの方々(通じる日本語は話せた方々です)にお求めいただきました。ええまあ、英語が普通に読める方ならお買い得かと。
ちなみにまだ3セット自宅にあるんですけどね(笑)。StationFallは今後も売れる商品だと思っておりますので、今後も期待。
韓国からのお客様
加えて今回のもう1つのトピックとして、韓国からのお客様がご来訪されました。日本語はできずに非ネイティブの英語を話される方でした。
単に実物を手にしての「これください」「ありがとうございます」だけなら言葉が通じなくても無問題だったのですが、若干、込み入った内容の話で、こちらの拙い英語力では厳しかったので、一計を案じて、スマホに入っていた「外国語会話アプリ」を用いて、互いに喋った内容を日韓文字に翻訳して貰ったものを見せ合うことでコミュニケーションの問題は解決。たぶん誤訳などはないです。技術の進歩って素晴らしいな。
ちなみにこみ入った内容というのは、この方が「会場の持参ぶんが完売したが、自宅に在庫があるのですぐ宅送できる」ものの購入を希望したためです。
こちらとしても「家にある在庫は減らしたいな」という気持ちは普通にあったので、「ごめんなさい」をせずに頑張って対応しました。
もちろんこの方が「韓国に送って欲しい」とか「月曜にチェックアウトするホテル先に送って欲しい」とかいう要望だったら「ごめんなさい」するしかなかったのですが「国内の友人のここの住所に送って欲しい」という内容で、宅配料千円を込みの総額を現金で受け取って、領収書もお渡ししましたので…。
本日の午前に発送予定なので、トラブルなく到着して終えられるといいな!(現在進行形)
反省点
そして今回も、今後に生かしたい反省点がいろいろ出ました。
1)搬入点数が多すぎた
こちらとしてはもちろん「売りたい」「家の在庫を減らしたい」という気持ちはあったので、そんなに売れる見込みもない旧作なども欲を出して「開封見本+販売ぶん1点」という形で持参したものもそこそこあったのですが、机の上に並べきれないのではそもそも気がついてすらもらえないのでただの無駄だったという事実があります。特に「帰りの宅配が(会場業者価格とはいえ)2万円になったのはダメージ。
逆に「Bios:Origins」などは、午後になって見える状態に置き直すなり「あ、それあったんですか。それください」みたいなケースもあったので。
基本的には「テーブルの上に置けるだけを搬入」「新作中心とし、見込み薄の旧作などはもう会場搬入を諦めて事前宣伝と通販のみにする」のが今後の基本になると思います。
2)キッズゲームは入荷を絞るべきか
今回、思う所のあった反省点。
実は「StegegetS」のシリーズ2作品「Moomin」と「Solar System」は、どうも本国では絶版になったらしく今後の発注見込みはないこともあるので、今回で在庫を売りきりたい勢いで搬入したし、うちで並べている他のゲームに比べればお値段控え目にもしたのですが(これ以上下げるのはちょっと難しいです)、これがこちらの意気込みの割には全然出なかったということです。これは「Pax Viking Junior」についても同じ(こちらは値下げの余地はまだあります)。
ただまあ、これについては「少なくともPhil Eklundから入ったような重厚長大好きのウチの常連には訴求しないだろ」というのは明白だったのですが、常連ではなく会場で初めて手に取ったらしい(子供もいそうな)若い夫婦のような方々にも訴求しなかったという点ですね。「ムーミンだ」「ねこかわいい」のあたりでの好感触はあるのですが、そこ止まりで購入には至って貰えず感。
StegegetSは、このサイズと重さのコレでそれほど高いとも言えないよな(そらまあ重さの大半は使い捨ての紙シートですが)…と思いつつはた、と気がついたのですが、値段はともかく「こういうゲームならこのゲムマの会場内にいくらでも国産の競合相手がいる」という点ですね。
このことに気がついたので、今後の基本方針として「キッズゲームは発注点数を絞ります」ということにしようと思います…。
それに準じるものとして、いわゆるユーロゲーム風のものも出足が良くないよねと思っていますが、まあこちらを含めて「新作の初動発注は1~5点くらいにしよう」とは思っております…。

まあ、やはりウチのメイン層は、今後もめんどくさいゲームが好きな方々が中心になるのだろうな、ということで(笑)。
2026年春のゲームマーケットにも引き続き出展を予定しておりますので、ぜひご贔屓のほどを、よろしくお願いします。
(おしまい)


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